PSノットトレジャーハンター

1999/04/08

残念ながら『ファイティングアイズ』には気がつかなかったとのこと。しかし、『ノットトレジャーハンター』がやってきた。

発売していいのか?というくらいお粗末なできのゲームである。ろくでもないできのポリゴンフィールドを主人公のポリゴンキャラが、異常な動作で探検するというもの。

探検とは言っても、すごく単純な一本道なので、迷うことはないだろう。分岐はと言うと、お情け程度の選択肢が存在する程度で、ゲーム内容も決して長くはない。もっとも、選択肢は笑える。ガイコツが出たシーンで「でたーっ」というのはすごい。もちろん声優が喋る。かなり馬鹿っぽい。こういう言葉は普通、悪人が喋るものだろ?

次に「助けてください」という選択肢があるのもすごいが、最高なのはさらに次の、「わかりましたとでも言うと思ったのか」と、強気に出ることができることだ。「助けてください」といった後でだぞ。

 他にもイカした選択肢があり、「死んだふりをする」の次に「まだ、死んだふりをする」という選択肢で、とどめを刺されて死ぬというところだろう。ゲーム自体は30分もあれば終わる。エンディングの数は50以上あるというが、そんなにやる気はおきないだろう。問題は、しっかり財宝を手にいれているので、タイトルであるノットトレジャーハンターというのが嘘であることが判明する点だ。でも、650円分は笑えたからいいや。