ロストテクノロジー

1999/05/18

昨日のゲーム音楽についての追加。

私は、崎元仁(YmoH.S)&岩田匡治(Rezon)両氏の曲では同じオーケストラ調でも何故か『FFT』より『伝説のオウガバトル』の方が好きなのですが、理由はPC-88の頃からゲーム音源を使いこなしている人だからなのかもしれません。PCエンジンで有名な『マジカルチェイス』のエミュレータ版はYmoH.S&Rezon両氏の音が再現できない(『マジカルチェイス』だけが異常な音楽プログラム?)との話を聴いたことがあるので、Windows版を買ったほうが良いのでしょうが、PCエンジン版しかやったことが無いので、断言はできません。

全然関係ないことですが、昔のnamcoのSE(サウンドエフェクト)が実によい。『パックマン』のドットを食べる時の音や『ドルアーガの塔』の死亡音など、一つの音色で作られたメロディを高速で聴かせることによって奇妙な感じを出しています。(この当時の技法をエフェクトと呼ぶかどうかには若干の疑問が残りますが)確かにデータの削減にもなるし、当時はそれくらいしかできることの幅が無かったのですけど。現在、サンプリングという形でSEが作られる様になり、ロストテクノロジーと化してしまい存在しないのは非常に勿体ないことだと思います。