1999/04/12

SCPH-1000(初代プレステ本体)等、ゲームハードのバージョンについて。

以前、知人から聞いた話なのだが、コピーソフトで遊ぶには、起動時に特殊なチップが必要で、最近のソフト(ファイナルファンタジー8等)は、起動時以外(ゲーム中)でもチップのチェックに行くらしく、その時にチップが付いていると、警告が表示されるのである。

しかし、コピー対策のとられていないSCPH-1000では、チップが付いていなくても警告が出るらしい。

確かに、SCPH-3000ではコピー対策がとられていたと聞くので、そんなこともあるだろうと納得できる。しかし、問題はその後である。

その知人いわく、SCPH-1000で警告が出るので、ソニーに「交換してくれないか?」と電話をすると、「新しい本体を買ってくれ。」という内容の返答がくるそうだ。返金も交換も受け付けていないとのこと。確か、SCPH-1000を持っていた友人も同じことを言っていた。SCPH-1000は既に保証の対象外なのである。「勝手に仕様変更しておいてそれはないぜソニー!」

 

以前、「39800円で買ったユーザーには修理交換等の対応が良かったが、29800円になってとたんに対応が悪くなった。」とゲームショップの人に聞いていたが、今となってはこのザマである。

39800円で売っていた時はサターンとの競争のためだったのだろうか。

私は「10000円分の対応」と呼んでいたのだが、それももう通用しなくなったようだ。

そうでなくてもソニー製品は異常なまでに壊れやすい(少なくとも私の周囲では)のに、壊れなかったものに対しての配慮がこれでは情けなくないか?世界のソニー様よ。

もしかすると、「壊れるように作ってあるのに、なんでおまえのは壊れないんだよ!」という怒りでもあるんでしょうか。

初期不良でも修理代で10000円とられたという話も聞くし、ソニー様は偉いなぁ。

もし、以上のことが事実と異なるのでしたらあやまります。でも、それならば、一度は断わられた友人のSCPH-1000を無償交換して下さいねソニー様。

 

ファミコンでも似たような事件があった。そう、古い本体では動作しないという現象が起き、回収騒ぎになった『闘いの挽歌』事件である。

ファミコン本体は、品番変更はなかったものの、内部の仕様は変更されていて、バグチェックは全ての本体(内部が違う)で行うこととされていた。しかし、任天堂からバグチェック用の本体が手配されるということはなく、自前で探すしかないのである。さらに、任天堂に修理に出すと、修理ではなく交換されてしまうので、古いバージョンの本体、特に初代である四角ボタンのファミコンが、一時期数万円で取り引きされていたという話も頷ける。

ファミコンのソフトが作られなくなった今となっては、ただ単に珍しいだけのものになってしまったが。